現在ホームページやメールが運用されているレンタルサーバー(A社)から、別のレンタルサーバー(B社)に変更する場合でも、今のドメインはそのまま引き継ぐことは可能で、ホームページのアドレスやメールアドレスは一切変わることはありません。
ドメイン取得から何年も積み上げてきた信頼は、サーバーが変ってもそのまま引き継ぐことができます。ですから、リニューアルのタイミングで機能が豊富なレンタルサーバーに変更したりすることはよくあること。
これは、実際の住まいをイメージして考えてもらうとわかりやすいのですが、「土地(レンタルサーバー)と建物(ホームページ)は変わったとしても表札(ホームページアドレス)が同じ」ように、ドメインは運用するサーバーの変更手続きを行うだけでそのまま利用することができるのです。
ただ一点、現在のサーバーで利用していたSSLは、サーバーが変わると引っ越し先でライセンスの取り直しが必要となります。
【このブログを書いた人】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。 主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
ドメインの移管手続きはサーバー事業者がやってくれる
ドメインの移管手続きは、引っ越し先のレンタルサーバー事業者が代行してくれます。
ですから、お客さんはこれまでのレンタルサーバー事業者への解約申請と、引っ越し先となるレンタルサーバー事業者への申し込みを行うだけ。
その先で行われるドメインの発行管理を行うレジストリー会社とのやりとりは、一切お任せで大丈夫なんです。
サーバーを変更する上での注意点
【移管完了までは3日~2週間程度】
ドメインの移管が完了したことは、手続きを開始してから約3日~2週間後に引っ越し先のレンタルサーバー事業者から連絡が入ります。
大抵の場合、この段階ではもう新しいサーバーで利用が始まりますので、ホームページのデータを移動したり、メールアカウントも作成しておかなくてはいけません。
【メールアカウントの設定情報が変わります】
レンタルサーバーが変わることで、パソコンに設定するメールアカウントの情報が変わります。
①「アカウント名」②「受信メールサーバー(POP)」③「送信メールサーバー(SMTP)」④「パスワード」の4つはこれまでとは違う場合があるので、既存の設定に上書きする必要があります。
【ドメインの有効期限に注意して】
「.jpドメイン」は、ドメインの有効期限が残り31日以上ない場合は移管手続きができません。
「.comドメイン」の場合であれば、残り15日以上は必要です。
ネット上に公開されているドメイン名登録情報を検索して、必ず有効期限をチェックするようにしてください。
【comドメインはAuthCode(オースコード)を確認】
「.comドメイン」はAuthCode(オースコード)と呼ばれるパスワードのようなものが取得時に割り当てられています。
ドメインの移管にはこのAuthCodeは必ず必要で、不明な場合は現在ドメインを管理している事業者に確認をしてください。
まとめ
如何でしたか?
今日は、「サーバーを変更しても今のドメインはそのまま引き継げるの?」についてお話してきました。
今のドメインは引き継げるの?は、お客様から本当によくいただく質問で、キーワード検索からのアクセスも多い人気のクエスチョンです。
ホームページのリニューアルを考える時に一番気になる問題なのかもしれませんが、ドメインの名義がお客様自身であればどんなサーバーでもそのまま引き継ぎできるのでご安心ください。
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