今日は、最近よくテレビCMやネット広告で目にする「AWS(エーダブリューエス)」についてお話したいと思います。
「AWS(エーダブリューエス)」とは、通販大手のAmazon社が提供するクラウドコンピューティングサービスのことで「Amazon Web Services(アマゾン・ウェブ・サービス)」の略称。
通販事業で培ったサーバーやデータベースなどのリソースを広く一般企業に向けて提供しようと始まったサービスです。
以下、AWSのホームページから引用
「AWSには、コンピューティング、ストレージ、データベースなどのインフラストラクチャテクノロジーから機械学習、AI(人工知能)、データレイクと分析、IoT(「モノ」をインターネットに接続する技術)などの最新鋭のテクノロジーに至るまで、他のどのクラウドプロバイダーよりもはるかに多くのサービスを提供しており、それぞれのサービスが豊富な機能を備えています。より速く、より簡単に、より高い費用対効果で既存のアプリケーションをクラウドに移行し、想像できるものはほぼすべて構築することが可能です。」
なんだかかよくわかりませんが、「AWS」は、企業経営のコスト削減や効率化、業務スピードやイノベーションに役立っているようです。
【このブログを書いた人】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。 主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
「クラウドコンピューティング」について
「クラウドコンピューティング」とは、インターネットを経由してサービス事業者の提供するサーバー機能を利用する仕組みのこと。
世の中のホームページやメールも大半はこの「クラウドコンピューティング」を利用しています。
自社内にサーバーやネットワーク機器、専用線などインフラのすべてを準備し、アプリケーションやデータベースを運用する場合、かなりのコストがかかりますが「クラウドコンピューティング」なら低コストで運用できるため、多くの企業で利用されています。
「AWS」は世界でNo.1のシェアを持つ「クラウドコンピューティング」のサービスです。皆さんにも馴染みのあるGoogleの「Gmail」もクラウドコンピューティングを使ったサービスの一つ。 その他、「SaaS」や「PaaS」、「IaaS」などサーバーで運用するOSから上の部分によっていくつもの提供形態があり、経理や販促などの分野で使うサービスが有名です。
日本の中小企業にも「DX化※と働き方改革(リモートワーク)」の影響で、この「クラウドコンピューティング」のニーズは高まっています。
導入するかどうかを迷うのではなく、変化の激しい時代のなかで同業者より優位性を確立するためにどのように自社の業務に取り入れるかを考える段階になっているようです。
※DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?(Wikipediaより引用)
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
「AWS」で何ができるの?
AWSには、200を超える様々なサービスが提供されています。(2022/12 時点)
複数のサービスを自由に組み合わせることにより最適なものを作りだせる環境ができます。
世界各国の金融や政府機関の規制を満たすほどの高いセキュリティを維持し、社歴や会社規模、また業種を問わずあらゆる状況に応じて業務をDX化することが可能となります。
例えば、ホームページやメールの運用だけでなく、AI(人工知能)やIoT(「モノ」をインターネットに接続する技術)を使った業務フローの改善や新たなビジネスモデルの開発も可能となるのです。
AI(人工知能)やIoT(「モノ」をインターネットに接続する技術)の環境を自社で構築するとなると、ベースのシステムを作るだけでも数百万~数千万円と大きな投資が必要となりますが、AWSは初期費用が不要で完全月額制。
気に入ったサービスを選び予め準備しておいたデータを入力するだけで使えるのですから大幅にコストを抑えられます。
「ニーズの高いサービス Best4」
- 【Amazon EC2】・・・ホームページの構築・運用
- 【Amazon S3】・・・データの保存・バックアップ
- 【Amazon RDS】・・・データベースの運用
- 【AWS Lambda】・・・任意のプログラムを実行
「AWS」を導入するにはどうすれば?
AWSを導入するには、専門知識を備えた事業者に相談するのがおススメです。
サービスがたくさんあるので、どれが最適なのかを選択するのにも相当なノウハウが必要となりますがAWS認定の試験に合格した資格保有者が、アドバイスをしてくれます。
したがって、自分で学ぶ方法もありますが、学習と構築に時間がかかってしまう可能性があるので、専門の事業者に相談されたほうが運用が素早くできるので良いと思います。
まとめ
如何でしたか?
今日は、「最近よく目にするAWSって何のこと?」と題して、簡単にAWSについてご説明してきました。
「クラウドコンピューティングサービス」は今後も発展が続くと予想される中、「AWS」の需要はブッチギリで高いと考えられています。
実は、当社の「ABCBLOG」を運用しているサーバーネットワークも数年前から「AWS」を利用しています。
今後は、サービス内容もシンプル化される予定で、もっと中小企業にとっても身近なサービスになりそうです。
何がどう変わっていくのか、楽しみですね。
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