コロナ禍でWebを活用した販路開拓・拡大のポイント
昔から不況の最中に始めた事業やサービス伸びる!と言われています。
その話通りにいけば、今のコロナ禍の苦しい時期に新たなサービスを始めたり・販路開拓・拡大の取り組みをすると成長できる!となるわけですが...。
開拓や拡大が上手く行くわけではないので何とも言えませんが、コロナ禍で新たな取り組みを始める企業は多く存在するようです。
全国の法人会との関係が強い大同生命保険が行ったアンケート調査では、全国の約12,000社の企業のうち約4割が新たな販路開拓に取り組んでいると判明したそうです。
内訳は、「1位がホームページやSNSによる情報発信」、「2位が他社との業務提携」、「3位がネットによる直販の仕組化」。
やはりWebを活用すると会社が大半を占めているようです。
では、実際にどんな風にやっているのでしょうか?
ポイントをまとめてみましたのでご案内したいと思います。
【著者プロフィール】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
販路開拓・拡大とは
販路とは、商品やサービスの販売・営業をする際のルート(経路)のこと。
このルートを拡大させるために行う取り組みを「販路開拓」や「販路拡大」と言います。
下請け業の場合は、元請けになる企業の開拓やそれを増やす営業が必要になり、
直販をする場合は、多くの見込み客に知ってもらうための宣伝と受付窓口が必要となります。
販路拡大は売上を会社の成長には欠かすことのできない重要なことなのです。
営業担当を増員したり、店舗を増やしたり、ホームページを使って全国を対象にするなどその方法は様々です。
「何を売る!」より「どうやって知ってもらう?」
事業を始める上で一番大事なことは「どうやって知ってもらうか?」です。
どんなに良いサービスを持っていても、人のいない砂漠の真ん中で細々と営業してもユーザーにその存在を気付いてもらえません。
ホームページやSNSの普及に伴い販路拡大に活用するケースはよくありますが、開設した段階は目立つことが大切。1日に何度も投稿するなど運営に力を入れ、存在を知ってもらうことが必要です。
ホームページの存在を知ってもらう方法はふたつ。
- ネット広告を使う
- キーワード検索で上位を狙う
このように2つしか方法はありません。
それを理解した上で戦略を立てて行きましょう。
「サービス名+特長+金額」の3セットを宣伝する
販路拡大には会社の売りになる特長があると有利です。
「地域名+サービス名」でキーワード検索対策(SEO対策)をする会社はその地域にあるすべての会社だと思ってください。
業種によっては余りにもライバルが多すぎて、検索結果で上位表示させるのが難し過ぎます。
ですが「他の会社とは違う特長」と「金額表記」があると、上位でなくてもクリックされる可能性が高まります。
いくらカッコいいデザインのホームページでも、検索結果でクリックされないと意味がありません。
ユーザーのニーズが何なのかを分析し、分かりやすい言葉で伝えましょう。
小規模事業者は助成金を活用しよう
従業員の数が20人以下の小規模事業者には、最大50万円が補助される制度「小規模事業者持続化補助金」があります。
販路開拓の資金を国が助成してくれるとは心強い話です。
これまで検索結果にランク入りできないような小規模なホームページから、上位にランク入りできるホームページが作れると計画が現実化できるというもの。
ホームページ制作費以外にもチラシの印刷代や広告費などの経費も該当するとなっているので、更新やポスティングなど運用に必要なコストだけを用意すればよくなるため、本当に心強い支援と言えます。
助成には審査があるため、全てが通るわけではありませんが、商工会議所や商工会の指導を受けながら進めていくため、無料で第三者のアドバイスを受けて申請することができます。
さいごに
如何でしたか?今日は、コロナ禍でWebを活用した販路開拓・拡大のポイントをまとめてみました。
販路開拓・拡大は経営を続けて行くためにはとても重要で、今は、ネット広告やSNSなど複数のWebサービスを組み合わせてやられるケースが良く見られます。
ただWebサービスを活用する場合は、日々効果を確認しながら、早め早めに手を加える必要がありますので決して放置しないでくださいね。
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