Google検索から集客できるホームページに必要なことは?
Google検索とは、Googleが提供する検索エンジンで、世界中で最も多く使われている検索サービスです。
そもそも自分の知りたい商品やサービスのホームページを探す目的で使うもので、会社やお店の名前で調べるだけの時代もありましたが、時は進化しホームページ側が「水回りのトラブル」や「車の傷修理」と問題解決のページを設けるようになったことで、ユーザーが自分の悩みをキーワードにして検索するようになりました。
当初はたった1語だったキーワードも、「水回り+トラブル+所沢」や「車+ヘコミ+所沢」というように2語~3語のキーワードでよりピンポイントに検索する使い方も浸透し、さらに「Hey Siri!」と音声を使って検索したり、検索結果を画像で表示させるというものまで、使い方は多種多様化しています。
そこで今日は、この多様化するニーズに対応するために最も必要なことについてお話してまいります。
【著者プロフィール】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
ホームページで一番大切なのは“文章”
Google検索からホームページに集客するために一番大切なもの。それはなんといって“文章”です。
また、アクセスするユーザーが最も知りたいのはカッコいいデザインではありません。自分の悩みを解決する情報。つまり文字で構成された“文章”です。
そして、Googleなどの検索エンジンは検索順位を決めるために各ホームページを評価しています。その評価対象もホームページ内にある“文章”。
このように“文章”は、見る人や検索結果にも影響を与えるもので、ホームページを構成する上では最も大切なものなのです。
また、Googleから高い評価を得るため。つまり検索結果で上位に表示されるには、文字数も大切になります。その数はおおよそ1ページ約2,500文字程度。A4サイズの原稿用紙約2枚分のボリュームは必要だとお考え下さい。
2,500文字!!と聞くと、日頃文章化に慣れていない方にはハードルは高いと感じるかも知れませんが、実は2,500文字は読むと3分程度で終わる量。3分間話したことを文字化するだけで達する量でしかありません。
ですから、いきなりパソコンに向かう前に、スマホに向かって音声を録音してから、パソコンで文字起こしをすると案外楽にできるものですよ。
“文章”にはバリエーションを
1ページ約2,500文字程度。A4サイズの原稿用紙約2枚分の文章といっても、これを異なるテーマ毎に用意しなければいけません。
その理由は、キーワードのバリエーションを作るためです。
検索ユーザーは「何かに困ってそれを解決したい」という動機から「キーワードを入力」して検索します。そのため「どんなキーワードを入力するか?」を予測することが大切になってきます。
例えば、水道修理業の場合だと...。 「トイレの水漏れ・詰まりについて....」という具合に、水漏れ・詰まりでもいろんな場所名も検索に入力することが考えられ、「トイレ」や「キッチン」、「お風呂」や「洗面所」などを加えた場所ごとの水漏れ・詰まりについての文章を作成します。
すると、「トイレ+水漏れ+詰まり」「キッチン+水漏れ+詰まり」といったようにキーワードにバリエーションが生まれます。
このように「関連性の高いキーワード」を予測したページを作ると集客に効果的です。「よくある質問」を質問毎に1ページ作ったり、訪問先の地名や料金が入った「事例」ページも良いですね。
注意!各ページのキーワードは重複しないように
せっかく時間をかけてページ数の多いホームページを作るのですから、各ページのキーワードは重複しないように注意しなければいけません。
面倒だと考えて、「トップページ」も「会社概要」も、「サービス案内」も追加する全てのページに同じキーワードを設定してしまうケースがありますが、これは絶対にダメです。
何故かと言うと、ひとつのホームページ内に同じキーワードが設定されたページがあると「このホームページはユーザーに不利益だ!」とGoogleに判断されてしまうからです。
せっかく作ったホームページも検索結果上位にランク入りすることはできなくなり、集客ができません。
「トイレ+水漏れ」で設定したサービス案内ページがあると、「トイレ+床+水漏れ」など少し変更を加えてページを作るとベターですね。
Googleは“文章”からページの内容を判断する
各ページの“文章”は、必ず“見出し(h1~h4タグ)”部品を付けて表示します。
Googleは、この“見出し(h1~h4タグ)”を「ページ上での重要なワード」と認識しています。
【Googleの解説】
見出しを使用すると、自分と自分のWebサイトの何が重要なのかをGoogleとユーザーの両方に伝える機会を得られます。見出しタグの数字が小さいほど、Googleとユーザーの視点から見たテキストの重要性が高まります。
このように、長い文章も段落ごとに“見出し(h1~h4タグ)”を添え、それを読むだけでページの内容がある程度理解できるようにするとGoogleの評価も上がります。
さいごに
如何でしたか?
今日は、多様化する検索ニーズに対応するために最も必要なことについてお話しました。
ホームページは、決して写真やイラストだけでは成立しません。 文章は絶対になければいけないもの。Google検索で集客することは大切ですが、それ以上にアクセスする人に商品やサービスの良さを理解してもらわなければいけません。そのために文章で伝えなければならないのです。
文章を書くのは苦手!という方には大きな壁かもしれませんが、しっかりしたホームページができれば反響も少なからずあるもと思います。
是非、更新やリニューアル時には見直ししてみてください。
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