どんどん問い合わせが入るホームページにしたい!
昨日は、なによりも多くの人に認知されることが問い合わせが入るには一番大切だとお話しました。 そのためにすることが「ブランディング」。
ブランドに関することは、決して有名な大手企業だけに限ったことではありません。中小企業にもロゴマークがあったりするように、提供するサービスがお客さんもたらす価値が何かを考えているケースが多くあります。
そしてこのロゴマークやその意味を多くの人たちに知ってもらうこと、つまりブランドイメージを多くの人に知ってもらうことが経営継続には必要不可欠なのです。
そこで今日は、会社のイメージを伝える戦略「ブランド戦略」についてお話ししたいと思います。
【著者プロフィール】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
ブランド戦略とは...
「ブランド戦略」を一言で説明すると....、提供するサービスがお客さんにもたらす価値を伝え、利用者にそのイメージを定着させること。
つまり、会社のサービスの特色を書き出し、ホームページで公開する。あらゆるキーワード検索で上位にランク入りするようにSEO対策を行い、多くの人に認知され集客できるようにすることとなります。
この流れを実践しているのが、かれこれもう10年近く弊社のサービスをご利用いただくお客様で、埼玉県春日部市でフロントガラス交換専門店を営むジャパンオートガラス様の例です。
このホームページの中で最もアクセスのあるページが、どんな時にガラス交換が必要かという解説ページ。
次に多いのは、「〇〇〇〇(車種)+フロントガラス交換」と、〇部分にプリウスやハイエースなどの車種名を入れてると検索結果1番目に出てくるページとなっています。
このページでは、価格の安さ・ガラスの種類・作業時間・保証・予約の方法などが詳しく説明されています。
このように、1つのホームページの中で、何パターンかのキーワードに適したページが作れると、ニーズの異なるユーザーを集めることができ、本当にホームページからコンスタントに問い合わせが入るようになるのです。
少ない集客数を援護するブログやSNS
注意しなければいけないのは、見込客だけをターゲットにしていては、そもそもの母数が少なくそれなりの集客ができません。
中小企業と言えども1日に数百~数千のアクセス数を集めなければ、どんどん問い合わせが入るホームページにならないのです。
そこで、集客をサポートする「ブログやSNS」を始める会社が増えています。
ブログやSNSとは、まだ見込客とは言えないニーズが潜在しているユーザーに対して、サービスを認知してもらうために用いる方法です。
主として「悩み」や「解決したいこと」など、ホームページでは紹介できない様々なコンテンツを扱い、毎日の投稿によって何度も訪問してくれるリピーターに育成し、最終的にはホームページに誘導する役割を持っています。
特にインスタグラムでは、開設後数ヶ月で1投稿で数百人の目に入るまでに成長させることが可能です。
中小企業におけるブランド戦略の必要性
よく地元エリアで制作会社を探して依頼した場合。
トップページに会社案内、サービス案内にお問い合わせ。ほんの数ページのホームページを数十万円で制作するというケースがよくありますが、これは規制的事実を作るだけのもので、集客という目的を達成できるホームページではありません。
ホームページに関しては日本一の激戦区東京都心では、制作会社のサービスも依頼する側の覚悟も違っています。
検索で上位に表示するためには更新が大事で、初めは数十~数百ページでスタートしても、毎日数千~数百万件のアクセスにつながるまでページを追加するのが当たり前という感覚がみんなの中にあります。
弊社が顧問を依頼する東京日本橋の税理士事務所では、初めの制作費が250万円と言っていました。
我が所沢市のような地方都市では、考えられない金額ですが、これが激戦区の常識なのです。
冷静に考えると、10ページ程度の量では同業他社と差別化できる要素は伝えられません。それどころかキーワード検索で上位にランク入りができないので世の中に存在を知られせることもできないのです。
ところが、前述でご紹介したジャパンオートガラス様のように、数百ページもある内容の濃いホームページをいくつも作ると、見込客~潜在客まで集客できるようになり、広告費などかけなくても自社の認知度を上げることができるのです。
大企業とは違うアプローチが必要
大企業のブランド戦略を見ると、いつもそのクリエイティブのカッコ良さに感心してしまいます。 特に「アップル社」のTVCMを見るとそれだけで購買意欲が高まります。
しかし、中小企業は大企業とは違うアプローチが必要です。
それは資金力や人材に大きな差があるためで、大企業と同じことなど続けられないからです。
掲載単価の安いTVCMもありますが、それは1回の費用であって、継続した回数になると相当な額になります。 また、雑誌や新聞の広告は一面になると掲載するだけで1回数千万円。 掲載する広告をデザインするだけでも数百万円が相場。
中小企業にはそんな費用を掛けられるほどの余裕などありません。
それだけに我々中小企業でも構わないと受け入れてくれる利用者に向けたピンポイントなアプローチが必要なのです。
ピンポイントなアプローチを何度も数多く
昔から新規の顧客開拓は、既存顧客への営業と比べて難易度は5倍と言われています。
ですから、営業担当者が毎月科せられるノルマを達成するために「キツイ仕事!」だと感じながらやっている工夫と努力。それと同じだけの作業がホームページ制作にも必要だと考えています。
「そのサービスを知らない客(潜在客)」「そのサービスの存在は知っている客(見込客)」を想定し、それぞれに対して出会える「キッカケ」と、親しくなる「切り口」を考えます。
それを言葉に変え、キーワードとして書き出すことでブログやホームページの更新に役立て、検索で出会えるようにしています。
具体的にホームページ制作業で例えると、「弊社のサービスを知らない潜在客」には、制作作業の工程や作り方について詳しく説明したページを用意します。また、「弊社のサービスの存在は知っている見込客」には、過去の制作事例や費用、具体的な流れについて説明したページを作ります。
このようにニーズ別にピンポイントでアプローチできるようなページを作っておくのです。
さいごに
如何でしたか?
今日は、ブランド戦略について弊社の考え方をお話しました。
このブランド戦略については、どんなページ構成やコンテンツ内容が適しているかはケースバイケースで異なります。ジャパンオートガラス様のような戦略をそのまま実行しても誰もが成功するとは限りませんので注意が必要です。
弊社では、ホームページ制作前の段階でこの戦略を立てる時間を十分とるようにしています。そうすることでアクセス数はグッと変わってきますので、皆さんもどうぞチャレンジしてみてください。
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