【リフォーム業の事例】ページ数が多いホームページはSEO対策に有利
ホームページでいうところの1ページとは、紙の1ページとは違います。
例えば、会社概要やサービス案内などメニューをクリックすると表示される「別のURLを持つページ」を1ページといいます。このページを数十~数百と追加することはSEO対策に有利に働きます。
その仕組みを知る大手企業は、中古車販売サイトのカーセンサーや求人サイトのリクナビなど「どんどんページが追加される仕組み」を作り、あらゆるキーワードでの検索上位を達成。
1日数百万件というとてつもないアクセス数を集め、ネットビジネスを成立させています。
※ちなみにカーセンサーは、326万ページ。リクナビは36万ページありました。
そこで今日のブログは、どうしてページ数が多いとSEO対策に有利なのかについてご説明したいと思います。
【著者プロフィール】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。 主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
ページ数が多いと集客力は増す
そもそもSEOは、Googleがホームページを巡回し、データベースにそのページのページ総数(インデックス数)を登録します。そこで品質の高いページが多くあればホームページ全体の評価が高くなるといった仕組みになっています。
ここで、評価の高いホームページの制作事例をご紹介します。
東京都足立区で窓リフォーム業を営む「中沢硝子建窓」様のホームページです。
東京都内の市区毎に補助金の内容が異なるため、各市区毎に補助金情報を記載したページを制作しました。その結果、「二重窓+補助金+目黒区」や「二重窓+補助金+北区」といった複合キーワードでの検索で上位表示を実現し、集客数を伸ばしています。
検索結果に表示されるのはトップページだけではありません。SEO対策が施されていれば、ホームページ内にある各ページも対象となります。
「訪問者はトップページにアクセスし、そこから各ページに進む」というのは昔の話で、進化した今では、個別ページも直接集客できるようになっています。
ページ数が多いとキーワードのバリエーションも増える
各ページのタイトルと概要文、キーワードは、検索順位とクリック率に大きな影響を与えます。
また、ページ数が多いからと言って決してタイトルと概要文、キーワードは重複してはいけません。 それぞれユニークに設定します。
このユニークに設定することでキーワードのバリエーションが増えることになります。
その方法は、キーワードをビッグキーワードを軸に2~3語加えた複合キーワードにし、タイトルと概要文にも反映させる方法をとります。
先ほどの窓リフォーム業を例に説明すると。
「二重窓+補助金+目黒区」や「二重窓+補助金+北区」など、地域毎のページを作ることで37ページの追加となったわけですが、言い換えれば37種類の複合キーワードに対応したページが完成するわけです。
「二重窓+補助金」だけだとその検索結果では429万件のライバルが存在し、検索結果の上位は行政機関やポータルサイトといった競合ホームページが占め、その中で上位でのランク入りは難しくなります。
ところが、「二重窓+補助金」に「目黒区」を加えるとライバルは82万件と急激に減り、上位表示の可能性が高まります。
複合キーワードを設定すると、ビッグキーワードに比べて検索数は少なくなりますが、上位表示の確立が上がります。その結果、アクセス総数(=ページ数×集客数)が増える可能性が高まります。
自分でページが追加できるCMSを選ぶ
ホームページを制作する時には、ページの追加が簡単にできるCMSを利用されることをおススメします。
CMSとは、Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)の略で、専門用語(HTMLやCSS)が解らなくても管理画面を通じて簡単にホームページが制作できるシステムのこと。ページの追加もクリックだけで簡単にできます。
また最近のCMSは、追加したページ単位で「タイトル・概要文・キーワード・URL」がユニークに設定ができるので、ページを追加した分だけのSEO効果も期待できます。
さいごに
如何でしたか?
今日は、どうしてページ数が多いとSEO対策に有利なのかについてご説明しました。
弊社にホームページ制作を依頼いただくと、制作に入る前に必ず競合調査を行います。
その理由は、ページ数・被リンクの数など検索結果で上位にランク入りするには、どれくらいのことをやらなければいけないか相場から逆算するわけですが...、
競合調査の結果をお見せすると、現実の結果に「愕然」とされることが多いのですが、逆にターゲットを絞る決断ができ、複合キーワードでの戦略に切り替えて制作を始めています。
競合調査。やってみませんか?
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