制作会社に任せたのに社名で検索しても出てこない

「制作会社に任せて作ったのに、数ヶ月経って検索しても出てこない!」 

先日また、このようなお電話をいただきました。


例えば「車検」や「ホームページ制作」といったビッグキーワード※1では地方都市の会社が何百番目に来るということは良くありますが、「地域名とサービス名」で複合キーワード※2で検索しても出てこないとなるとこれは問題です。

制作会社にクレームを言っても良いのではないでしょうか。


ただ、キーワード検索で上位に表示されるようにするには"マーケティング知識"が必要で、デザインやプログラムが得意なホームページ制作会社ではできないところが多いことがよくあるので、依頼する前段階で確認が必要です。


※1:ビッグキーワードとは...、検索エンジンでの検索回数が多いキーワードのこと。 月間1万回以上。1日で計算すると333回以上の検索ボリュームがあるキーワードとなります。 

※2:複合キーワードとは...、2語以上の単語を組み合わせたキーワードのこと。 検索ボリュームが少ない分、競合が減り上位表示がしやすくなります。



【このブログを書いた人】

株式会社アクセスアップ/富井清和

1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。 主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。

日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。





Googleにホームページの存在を知らせる


そもそも検索結果で表示されるには、Googleにホームページの存在が登録されている必要があります。

ブラウザのURL入力欄に「site;https://www.〇〇〇〇.jp/」と入れ検索し、その結果、一番上に表示されていれば登録されていますが、そうでなければ幾ら検索しても表示されません。

登録がまだの場合にはまだ、Googleサーチコンソールにアクセスし、登録するようにしてください。


ここで発行されるタグをホームページに埋め込む方法がわからない場合は、制作会社に確認しましょう。埋め込みが完了しGoogleの認証が終わると、次はインデックス登録をリクエストします。

登録完了には数日以上かかる場合がありますが、完了すると検索結果に表示されるようになります。


>>Googleサーチコンソールの概要




"パンくずリスト"を設置しよう


"パンくずリスト"は、今ホームページ内のどこにいるか「現在地」を示してくれるもの。

ホームページのどこかに「トップページ > サービス案内 > 料金」と記載があると、第二階層のサービス案内の下にある料金ページにいることがわかるので、他のページに移りたい時にも便利です。


 "パンくずリスト"は検索エンジンがホームページを巡回した時にもページ構成を理解するのに役立つので、SEO対策にも効果的です。

この部品の設置方法が分からない場合は、制作会社に相談しましょう。




しっかりした分量の文字情報を


Googleは画像や写真の内容までは理解できません。

文字や画像検索で表示されるためには、しっかりした分量の文字情報が必要となります。


中小企業でよくあるのが、1~2行程度の少ない文字しかないページ。これでは、Googleの評価は上がらず検索順位も上がってはきません。

正確には文字数は検索順位に影響はないと言われていますが、関連用語が盛りまれ"事例"や"解説"などより詳細で役立つ情報になっていると質の高いコンテンツと評価され、検索順位が上がることが証明されています。

ですから、結局はしっかりした分量の文字情報は必要だと言うことになりますね。




"見出しタグ"を効果的に使おう


ページの本文は"見出しタグ"を効果的に使い、構成する必要があります。

一番上にくる"大見出し(タイトル)"には必ずキーワードを入れ、段落毎に見出しを加え構成します。


制作会社に依頼した場合、見た目を重視するあまりこの部分を「service」などと要約した単語を使っていたり、SEOを考えていない表記になっているケースがあるので要チェックが必要です。

誰にでも理解できる"シンプルでわかりやすい日本語"で構成するようにしましょう。


この見出しには「h1~h6」まで6段階の階層があり、数字が小さいタグを本文の上から順に使います。例えばサービス案内ページの場合、一番上の「h1タグ」には『所沢市の断熱二重窓リフォーム』と検索に使われるキーワードを使い、30文字以内の短い文章で設定します。その次に「h2タグ」として『二重窓とは?』や「h3タグ」として『使用メーカー』と言う具合に「h1タグ」を補足する説明文で構成します。


これをするだけで保証はできませんが、検索順位は上がってくる思います。

是非、やってみてください。




検索順位を上げるため改善を繰り返す


検索順位を上げるためには、改善を繰り返すことが大切。

本文や見出し、ページ構成や内部リンクなどを見直し、情報を追加(更新)することが必要です。


Googleがホームページを評価する項目はいくつもあり、その評価点数を競合する会社と比較した上で順位が決まります。ですから、Googleの評価を上げ、常にライバル会社より優れたホームページである必要があるのです。





まとめ

如何でしたか?

今日は、「制作会社に任せたのに社名で検索しても出てこない」といった悩みに応えるような内容でお届けしました。

検索エンジンで上位表示されるには、①ユーザーが求める質の高い内容が提供できているか?と、②Googleの方向性に合ったホームページか?の2点がポイントになります。

すぐに結果が出るものではなく、競合する会社との表示位置を争うことになるわけですが、日々の改善を繰り返すことで上位表示も夢ではありません。

頑張りましょう。



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