担当者が突然の離職でホームページの更新ができない
ホームページの運営担当が突然の離職で業務の引継ぎができず、以降ホームページや通販サイトの更新ができずに困っている!という相談をよくいただきます。
後任者を採用するにも時間がかかり、フリーランスのデザイナーを探すにも良い人とはなかなか巡り合えない。 また、プロの制作会社に依頼するまでもない!
どうすれば...、そんな困り事です。
今日は、このような問題で悩むことのないようにするための方法についてお話したいと思います。
【このブログを書いた人】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。 主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
初心者がオリジナルデザインで制作するのは危険
まず、初心者がホームページや通販サイトをオリジナルデザインで制作するのは危険です。
オリジナルデザインとは、HTMLやCSSを使ってデザインやレイアウトを自分好みにすること。 デザインやレイアウトに様々なアレンジを加えている場合は、どんな表現手法を使っているかその仕組み自体を共有できなければ別の担当者へ引き継ぐことができません。
HTMLやCSSは書き方に独自性があり、前任者が作成したものはしっかりレクチェーしなければ独自に解読するには時間がかかり、直ぐに流用できるものではありません。
始めに制作を担当したスタッフが急に離職したり、依頼していた制作会社が倒産するなどの状況になると、新たな担当者が見つかっても簡単な更新しかできないのです。
ですから、オリジナルデザインで制作するのは危険です。
昔ながらのデザイナーに頼むのも危険
昔ながらのデザイナーに頼むのも危険です。
何を持って昔ながら...と言うかというと、HTMLやCSSを駆使して何でもやってしまう人のこと。
彼らにとってはその方が自由度も高く、作業が早いというメリットはありますが、作成されたプログラムは誰でも直ぐに理解できるものではありません。
「突然の離職で更新ができない!」というケースでは、前任者が昔ながらのデザイナーだったというのが本当に多いんです。
今は、初心者でも簡単に更新できる「CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)」というものがあり、HTMLやCSSなどのプログラミング知識が無い人でも管理画面の指示通りにやれば、画像貼付や文字登録ができるシステムがあります。
デザインの自由度には制限がありますが、専門知識を必要とせず更新ができるので運用業務に集中できるようになります。
どうしても自分でできない場合は専門家に頼む
HTMLやCSSを駆使して作ったオリジナルのホームページの更新は、やはり専門家に依頼するのが良いでしょう。
ゼロからHTMLやCSSを学ぼうとすると受講料だけでも数十万円。
時間も最低数日間はかかってしまいます。
しかし、急いでいる場合はそんな悠長なことは言ってられません。
後任者を求人サイトで募集するか、またランサーズやココナラでフリーランスのデザイナーを探すか、それともGoogleで周辺の制作会社を探すかなどの方法で問題のHTMLやCSSを解読してもらい、更新できるようにしなければいけません。
更新簡単なシステムで一から作り直す
残念ながら担当者が見つからない場合は、更新簡単な「CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)」で一から作り直すことをおススメします。
いくつかあるCMSの中でも「更新操作のサポートが受けられるサービス」を探し出し、自分で制作できれば今後同じような問題が起きても困りません。
基本デザインはあらかじめ用意されたテンプレートの中から選ばなければならず自由度は劣りますが、運営面に技術者の確保という難しい問題がなくなるのでそれだけでも大きなメリットがあります。
新しいページを作りたい場合は、管理画面にアクセスをし、文字を入力して更新のボタンを押すだけ。 わからなければ電話やメールでサポートが受けられるので完全に自分で完成させることができます。
自分の都合でいつでも更新や修正ができる点は「CMS」を使う魅力と言えるでしょう。
見た目より運営が大事
HTMLやCSSを駆使して作ったホームページは、そりゃ~見た目はオリジナリティのあるカッコイイものが出来上がります。
しかし、ホームページや通販サイトは「見た目より運営が大事」。
何年も更新せず放置していては効果は下がるだけ。 検索順位も徐々に下がり、見た人にも「この会社本当にあるの?」と不安に思われます。
また、運営はページを更新するだけではありません。 日々のアクセス状況を分析し、直帰率や離脱率を下げる工夫など成約率のアップにつながる対策も必要です。
このように、ホームページや通販サイトは開設して終わりではありません。
公開されるようになってからが始まり。
見る人のニーズに応えて改善することで制作した意味があるというもの。
見た目は成果が出始めてからでも遅くはないのです。
まとめ
如何でしたか?
今日は「担当者が突然の離職でホームページの更新ができない」という悩みに回答する形でお話してきました。
何度も言いますが、今まで頼りにしていたウェブデザイナーが突然離職してしまったという話は、本当に良くあるんです。
長年勤務していた人でも離職するということはあり得ること。
そんな時に困らないようにするためにも更新は自分でできるようになった方が良いと思います。
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