コロナ禍で中小零細企業が迫られるビジネス変革とは
昨日も各地で感染者数が増え、残念ながら第6波が近づいている気配です。
いつになれば完全終息となるのでしょうか?
もう2年も続くパンデミックの影響は、すっかり私たちの生活と働き方を変え、元通りに戻るとは思えないほど普及しています。
そんなニューノーマルな生活スタイルが広がっている世の中で、我々中小零細企業は生き残りをかけて何をどう取り組んでいけばいいのでしょうか。
毎日このことに悩み、誰か答えを教えてくれ~!と叫びたい気持ちです。
そこで、コロナ禍によって起きた中小零細企業が迫られる変革について書き出してみたいと思います。
【著者プロフィール】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
①対面型から非接触型のオンラインへ
ニューノーマル時代となり、ビジネスは対面型から非接触型のオンラインへと変化しました。
店舗には様々なアプリが導入され、注文から会計もモニター越しのオンラインに変わったところが多くなってきました。もちろん、テイクアウトや通販利用者も増え、ECサイトは出店数と売上が年々増加傾向。今後はさらに伸びると予想されています。
また、働き方もオンライン化しました。
会社に出社しない在宅勤務の「テレワーク」は、どんどん導入企業が増え、お互いに自宅にいる社員間コミュニケーションは「ネット越しにグループウェアやチャットツール、会議ツール」を使用し非接触で行なわれています。
このように、もうオンラインは軽視することができなくなりました。
②DX化で属人化された業務を解消
担当者が不在で回答できないとか、前任者が退職したので内容のわかる社員がいない!といった現象をなくすために、社内業務は誰でもできるよう標準化することが大切です。
それによって、本来は業務の効率化や改善。さらに安定した経営ができるようになるものです。
しかし、中小零細企業の実態は、それぞれの担当者が特殊なスキルや豊富な経験を持っているケースが多く、不在や突然の離職によって業務に支障が出ることが一般的。
そこで業務を標準化するための戦略として「DX化(デジタルトランスフォーメーション)」が注目されています。
DX化(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術の活用によってサービスやビジネスモデルに変革を起こすもの。分かりやすく言うと、ネット上でマニュアルや進捗管理ができるサービスや、アクセス記録を分析できるサービスを持ち、その利用記録から新しいサービスへと変革していくというもの。
このDX化の推進については、政府(経済産業省)も補助金などで企業を支援していて、「コロナ禍の今こそビジネスを変革する機会であり、それができない企業は、デジタル競争の敗者になる」とハッキリ言っています。
③インサイドセールスの活用
インサイドセールスとは、直訳すると「内勤営業」という日本語からもわかるとおり、客先に訪問をせずに非接触で行う営業を指します。
つまり、自社ホームページからの問い合わせを集め、電話やメールでアプローチをかけ、見込み度が高い客を商談→契約につなげる手法です。
インサイドセールスは、追客を電話やメールでするため、多くの見込み客にアプローチできることから、より多くの成果を期待できます。
企業にとって営業は利益を生み出す最重要部門です。
とはいえ、コロナ禍の今、人脈や既存顧客の紹介に頼ってばかりでいられません。インサイドセールスという新たなスタイルを方法を確立させることで、営業部門を強化しなければならないのです。
さいごに
如何でしたか?
今回列挙した内容は、アフターコロナを生き抜くためのビジネススタイルの変化です。
すっかりIT的な内容になりました。
ウチの会社もアフターコロナに得意のITを使って何ができるか模索中です。
アフターコロナ!アフターコロナ!とこのブログお読みの方の中には、もうウンザリと思っておられる方もいるかと思いますが、「テレワーク、DX化、インサイドセールス」これだけ社会が変わってしまったんだと知ってもらえたらと思います。
もしわからないことがあれば、お気軽にお尋ねください。
0コメント