ホームページにアクセスしたユーザーの滞在時間は、長ければ長いほど問い合わせや商品購入につながる可能性が高まると言われています。
これは実際のお店でも重要な指標とされていて、商品の陳列方法やレイアウト、ポスターやガイドなどを貼付し、来店客の滞在時間を長くしようと努力しているところがあるほどです。
そんな重要な指標もホームページでは、アクセスしたユーザーの平均滞在時間や1ページだけ見て離れてしまったなどの細かい行動までアクセス解析ツールで把握することができます。
【このブログを書いた人】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。 主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
「平均セッション時間」と「平均ページ滞在時間」
無料のアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」では、『滞在時間』に関する指標が「①平均セッション時間」と「②平均ページ滞在時間」の2種類に分類されます。
「①平均セッション時間」は、1人のユーザーがホームページに滞在していた時間の合計。つまり、ホームページに訪問してから存在する同サイト内の他のページへ移動を行い離脱するまでの総合計となります。まさに滞在時間というべきものです。
一方「②平均ページ滞在時間」は、ホームページにあるそれぞれのページを見た時間のこと。
具体的に言うと「サービス案内ページ」から「納品までの流れページ」に進むまでの時間となり、特定のページを見ていた時間の長さとなります。
この指標は、ページ内の文章や写真などコンテンツが充実している場合や、ユーザーの検索意図と一致している場合に長くなる傾向があり、ホームページの完成度を計る重要な指標として考えられています。
『滞在時間』を長くするには?
ホームページの『滞在時間』を長くするには、ユーザーの検索意図とマッチしたコンテンツであることが一番重要になります。
特に費用についてのことは一番知りたいコンテンツと言えます。
そこで「トイレの修理」なら、費用や代金の支払い方法、作業時間やスタッフ紹介など、文字や写真、動画を使いコンテンツが充実していれば見終えるまで時間がかかり、結果、『滞在時間』は長くなります。
さらに、関連する内容ページに進む「>>〇〇〇はコチラ」といった内部リンクを本文中・文頭・文末などあちらこちらに設置することもおススメ。
例えば「サービス案内」ページならば、「施工事例」ページに移動できるリンクがあると「①平均セッション時間」が増え、『滞在時間』は長くなります。
「内部リンク」は検索順位を上げることにも...
ホームページ内の関連度の高い別ページへの「内部リンク」は、『滞在時間』が長くなるだけでなく集客にも効果的です。
Googleのキーワード検索順位を上げることにもなるので、是非とも設置したいものです。
ヘッダー部なら「ペンくずリスト」。
サイド部やフッター部なら「ナビゲーションメニュー」として「内部リンク」を設置します。
そうすることで、Googleのクローラーがホームページ内を漏れなく巡回し、ページ構成を認識しやすいようになります。
『滞在時間』は短いが再訪を促せるコンテンツとは?
コーポレートサイトの平均セッション時間は、5~10分が目安。
コーポレートサイトを見るユーザーはハッキリした目的を持っていることが多いため、ホームページ内をパッパッと見て知りたいことだけを探す傾向があり、初回の滞在時間はそれほど伸びません。
しかし、一度興味を持つとお気に入りなどに保存してもらえ2回~3回と再訪し、それからどう行動するかを決めると言われています。
ですから、再訪時に新しい「事例」が増えていると『ちゃんとやっている!』といったイメージを持ってもらえ信頼度も上がるので、定期的にメンテナンスしておくことは重要になりますね。
とにかく「事例」はユーザーにとって最も参考になるコンテンツです。 運営者側にとっては、リピーターが増えると総アクセス数も増えバンバンザイ。
是非とも取り入れたいコンテンツです。
まとめ
如何でしたか?
今日のブログテーマは「ホームページの滞在時間を長くするには?」でお送りしてきました。
『滞在時間』は、ホームページを改善するための重要な指標です。この数値を把握することで自社のホームページに不足していることや問題点が見えてきます。
もし、「反響が無くて困っている!」場合には、Googleアナリティクスで『滞在時間』を確認してみるとやるべきことがハッキリして良いかもしれません。
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