問い合わせが多いホームページの仕組み
問い合わせが多いホームページにはそれなりの仕組みがあります。
トップページと同程度のSEO対策と操作性を備えたページを数多く作り、あらゆるキーワード検索で上位表示させる。 それに加えて広告やSNSからの流入。
また他ホームページのリンクからの流入など、とにかく1日数百~数千件以上のアクセス数を集める仕掛けをたくさんやっているのです。
【このブログを書いた人】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。 主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
問い合わせ(反響)までの道のり
一般的にホームページからの問い合わせは「検索数×順位別クリック率×反響率」という道のりを辿ります。
例えば、月に千件の検索数があるキーワードなら、1日で計算すると約33件。
検索結果1位のクリック率が28.5%と言われているので、仮に1位にランク入りできたとするとアクセス数は「33件×28.5%=9.405件」となります。
1位でもたった9件のアクセスしかありません。
また、ホームページからの問い合わせがある反響率はアクセス数に対して1~3%が平均値と言われているので、仮に1日9件のアクセスがあれば「9件×1~3%=0.09405~0.28215件」となり実質はゼロ件。
つまり、1日約100件以上のアクセス数がなければ反響は得られない計算になり、検索数が1日350件以上(月間1万件以上)あるキーワードで1位ないし上位に入らなければいけない計算になります。
ニッチな検索ワードから集客している
問い合わせが多いホームページは、ニッチな検索ワードから集客している傾向があります。
検索数が月間1万件以上のビッグキーワードで上位に表示されるのは、大手のポータルサイトばかり。 大半が何百~何万ページもあるマンモスサイトです。
よって中小企業がその中でランク入りするには相当な努力が必要です。
ですから、ニッチな検索ワード(複合キーワード)でアクセスを集めながら、時間を掛けてビッグキーワードで上位を狙うしかありません。
初めはトップページ配下に数多くのページを作り、それぞれに「ビッグキーワード+〇〇〇」と言った具合に異なる単語を設定することで検索キーワードにバリエーションを持たすことができます。
例えば、住宅リフォーム業なら「中古マンション+サーファーズハウス風」、自動車カスタム業なら「ハイエース+7人乗り+公認5ナンバー」といった具合に複合キーワードとなれば、ライバルが少なく上位表示も夢ではありません。
検索数が多く人気のキーワードに依存せず、ニッチな複合キーワードで集客する戦略が中小企業には得策です。ニッチな複合キーワードは検索数は少ないですが、ライバルが減るので集客できる可能性が高まります。
このように「事例」や「よくある質問」を日々更新することで、ニッチな検索ワードから集客できるようになるというのです。
塵も積もれば山となる
ホームページの集客は年々難しくなっています。
どの業種でも競合他社が増え、これだ!と思ったビッグキーワードで上位に表示されることは難しくなっているのが現実です。
何しろホームページの開設率は85%を超えています。 かなりの競争率ですから、マイナーなニッチキーワードを組み合わせ数多くのバリエーションで戦うしか方法はないのです。
そのためにページ数を設け、コンテンツマーケティングと呼ばれる労力が必要な戦略で戦っているケースが成功しているのです。
1日1アクセスしかない複合キーワードでも、500通りあれば500アクセスが見込めます。
500ページも作るには何年も時間がかかりますが、「塵も積もれば山となる」的な方法が中小企業向けの戦略となります。
まとめ
如何でしたか?
今日は、「問い合わせが多いホームページのからくり」についてお話してきました。
集客にはターゲットのニーズを分析し検索エンジンからの導線を設計することが必要です。
トップページだけでなく下層ページからも流入できる経路をたくさん作ることで大きなアクセス数を集めることができるのです。
アクセス数が増えると断然売上に結びつく可能性が高まります。
今順位が上がらずアクセス数が少ないとお悩みの方は、もう一度SEO対策について考え直してみては如何でしょうか?
SEO対策がしっかりできていれば、今後安定的に売上を作る基盤ができるということにもなります。
とにかく長~いスパンで考えて取り組んでいきましょう。
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