2022年度版 採用サイトのトレンド
派手な色と大きな文字でBGMまで使い社員総出の動画で発信するなど、映画の予告編並みの見せ方が目立つ採用サイト。
求職者の目を惹き、記憶に残るようにしようと考える会社も多くなっています。
今は、この求職者のほぼ大半が「テンプレートによって文字数に制限ある求人広告」から、「自由に表現されている採用サイト」へクリックするとされ、人材募集には採用サイトが必須だと言われるようになりました。
人手不足の状況下では、テレビCMでダウンタウンの松本さんが言っているように、「社長が採用サイトを作る」ほどにトップが率先してアクションを起こす必要があるようです。
そこで今日は、最近の採用サイトのトレンドをご紹介したいと思います。
【著者プロフィール】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。 主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
業界イメージを打ち破る「思い切ったコンテンツ」を
大阪・名古屋で八百屋を6店舗経営する八百鮮さんは、採用サイトを制作してから応募が増え、会社が急成長したと言います。
仲間3人と数名のアルバイトからスタートした会社は、まだ創業10年目にしてなんと年商60億円が目の前に見えるほど成長しているのだとか。
仕入れや値付けは各店舗に任せる個店主義を貫き、その日に「売り切る」責任感を持たせることで人が成長すると言います。
採用サイトでは、「シャッター街をこじ開けろ!」や「非日常を走り抜け!同じ日なんか一度もない。」など一瞬ブラックな会社をイメージするキャッチコピーが目立ちますが、読み込んで行くうちに「この会社で働きたい!」と感じるコンテンツになっています。
現実には、このホームページや社長のSNSを見て応募する若者が増えていて、採用には全く困らない状況だと言う話です。
どの会社も人手不足だというこの時期に本当に羨ましい話です。
このように業界のイメージを打ち破るような思い切ったコンテンツは、今どきの人材を集めるには向いているようで、この会社はあちらこちらで紹介されています。
トップページ最上部に「動画を設置する」
八百鮮さんのように最近はトップページ最上部にYoutubeを設置するケースが増えています。
動画にするメリットは...、
- 文章では伝え難い内容も表現できる
- 働くイメージが具体的に伝わる
- 同業他社との違いが伝わる
- ありのままを伝えることでミスマッチが抑えられる
動画にはこんな課題を解決することが考えられ、最近は本当に動画を設置する会社が増えています。
しかし、いざ制作するとなると費用はそれなりにかかります。
ここ数年続く売り手市場の状況から人材募集に掛ける予算を増やしている会社も多く、「コンテンツに力を入れ、どこよりも印象に残すか」がポイントになっているようです。
働くヒトのことを「グラフで紹介する」
応募するかの決め手は、一緒に働く人がどんな人なのかです。
例えば、何歳くらいの人が多いのか、毎年の男女比の変動はどうなのか、趣味や仕事後の付き合いはなど、リアルに人物像をイメージできる情報があればより職場の雰囲気が分かりやすくなります。
業界でオンリーワンだという強みがないとなかなか同業他社とは差別化できませんが、絶対に他社と違う点はそこで働く「ヒト」のこと。
同業他社に差を付けたい場合にはオススメのコンテンツと言えます。
職場環境や福利厚生を「写真で見せる」
実際に働く環境や福利厚生がどうなのかを紹介するのも必要です。
社員と経営層との距離が近くオープンな社風が特徴だったり、社員育成のための研修制度や勉強会があったりすることも是非紹介したいものですが、文字だけの情報では実際の雰囲気は伝わりません。
また、住宅手当やリフレッシュ休暇など福利厚生も同様で〇日や一律〇万円と言う具合に文字だけの情報より、実際の様子を写真に撮り貼付することでよりリアルにイメージできると思います。
SEO対策を気にする必要はないので、写真や動画をたくさん使い、イメージで伝えるようにしましょう。
まとめ
如何でしたか?
今日は「2022年度版 採用サイトのトレンド」をご紹介しました。
今は新卒も中途も求職者の大半が独自の採用サイトを見るといいます。
その完成度の高さを見て、会社を魅力的に感じたり、入社後のミスマッチも防ぐこともできます。
採用サイトは、余すところなく求職者に会社をアピールできるツールです。
コンテンツと見せ方には充分にこだわりたいですね。
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