文章作成ができない!更新できない中小企業
中小企業は「売上げ拡大」という課題を抱えていても、実際のところは、広報やマーケティングに力を入れている企業は少ないのが現状です。
そのため、チョットしたホームページの修正はパソコン操作に明るい社員が片手間にできても、新着情報や実績、ブログの更新となると必要な文章作成ができず、何年も放置したままと言うケースが少なくありません。
しかし、ホームページから反響を集めるには、常に最新情報を提供しなければならず、ましてやキーワード検索で上位にランク入りするには、毎日数千文字の文章を作り更新を継続しなければなりません。
そこで今日のブログは「更新できない中小企業」について考えてみたいと思います。
【著者プロフィール】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
とにかく放置は絶対ダメ!会社が倒産したと思われるだけ
もし、初めてアクセスしたホームページの新着記事に、最新投稿日が5年以上も前の2016年となっていたら、貴方はどう思いますか?
ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントが行った調査結果では、ホームページが会社の印象を悪くさせている原因1位に「情報が数ヶ月間更新されていない」ことだと挙げています。
残念ながらホームページにアクセスする人は、何年も放置されている状態に気付いても誰も指摘はしてくれません。文章の作成や写真の用意ができない運営者の事情を理解して、同情してくれることもありません。
この会社はダメだと感じれば、何も言わず最新の情報を投稿しているホームページに移動してしまいます。つまり、せっかく集客できたとしても更新できず放置のままだと、ライバルに見込み客を取られ会社をピンチに招くだけ。
放置を続けている会社は、どれだけ悪影響があるかわからずにしていることだと思いますが、絶対に避けたいものです。
更新は会社にとって「利益をもたらす」業務
ホームページやブログの更新は他の業務と比べると優先順位が低く、ついつい後回しにされがちですが、役割としては会社に「認知度向上や新たな利益をもたらす」こと。
しっかり作業の時間を割いてやりたいものです。
いくらサービスの内容が良くても、それを提供する会社の存在を多く人に伝えたり、提供するサービスへの反響を集めたりするのですから、企業経営にとっては重要な役割があると言えます。
しかし、この更新業務を担当する人材の募集はライバルが多く、時給1,200円~や月給30万円~など高い給与が一般的。世の中の会社はそれほど更新が重要だと考えているようです。
ホームページは会社が生きていることを伝える
ホームページを作る時には、必ず認識しておかいなといけないことがあります。
それは、「ホームページは公開されてからが始まり」ということ。つまり、「ホームページは会社が生きていることを伝える」役目もあるのです。
更新は生存確認できる唯一のコンテンツ。
最新の事例やお客様の声などは、仕事をすればするほど更新ネタが生まれます。しかし、そのネタが切れると、何を更新すれば良いかわからなくなって書くことが億劫になってしまいます。そんな時は、仕事のノウハウや専門的知識についてのことや、社員や会社の紹介なども効果的です。
アクセスするユーザーは、ホームページにある情報だけを頼りにその会社の全てを判断しています。
毎日更新されているかどうかを確認するユーザーをたくさん作ることで、ゆくゆくは膨大数の反響数へとつながる可能性が生まれます。
さいごに
如何でしたか?
今日は、「更新できない中小企業」について考えてみました。
ホームページやブログの更新は、長期的な計画を持ち、毎日のように続けなければいけません。
ほとんどの会社が継続した更新ができていない中、それができている会社は軒並み効果を得ています。
しかし、更新してからGoogleに認知され、検索順位は徐々に上がってきますが、実際にアクセス数や反響数に現れるのは、最低でも6ヶ月~1年の時間は必要。
ですから、自分のやっていることが正しいのか評価を得られず大半は途中で諦めてしまいがち。そんな時に継続への背中を押してくれるのが「ホームページを持った目的」です。
何のために更新作業をするのかを振り返り、決断した当時のことを思い出すことで、続けていくことができるでしょう。
次回は、「そもそも文章作成は苦手だ!」という方向けの内容にしたいと思います。
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